思えば遠くにきたもんだ(?)気付けば5回目、最終回。
とりあえず最終回の感想は
水戸黄門か!?…です。
(バトる→龍登場→あれは、まさか…ザワ…ザワ…→私はこの国の王→有り難い(?)お言葉→一件落着→旅立つ(ご丁寧に〜であった、なナレーション付き))
1巻の時の〆と大体同じ流れなのが気になる。わざとなのか、この作者さんの限界なのか。
その他としては。
毒を盛られての試合だったけど双方まるで毒の影響が描写されていないのがガッカリ。ページ数の関係でそこまで描けないのかもだけど。
あと、イサラさんが叫ぶところ。その叫びと共に打ち込むとか、もうちっとバトル的な盛り上がりが欲しかったなあ。
そういえば、最初のページ(壁ドンならぬ床ドン、つまりマウントポジションというある意味緊迫したシチュエーション)でよもやの説明モノローグは苦笑するしか無かった。ここは、前回の最後の台詞をもう一度かぶせて(大事なことなので2回言いました的に)上手く状況説明と兼ねるとか、月刊誌で読む時の話のの綺麗さより感情的盛り上がりを優先して欲しかったような。
…とか色々思うところも無くもないが、ま、連載通して概ね楽しめましたよ。
全体の雑感としては。
コミックス読んだ時に、この作者さんは畳むのは上手いが風呂敷を拡げるのは苦手なのかな…と感じたり。読み切りは綺麗にまとまっていたし、ストレンジ〜も続いても良いけれど、続かなくてもまぁ良いかという作り。「これは…いや、今はそんな事よりも!」的なはったりを入れてヒキを作っても良いんでないかねぇとか思うのは週刊少年誌に馴染みすぎてるからだろうか。
さて今回の集中連載も綺麗にまとまっていると感じた。
幸いにしてもう一度集中連載をされるようなので、今度は思い切って風呂敷拡げて欲しいなあ…その方が続き読みたいと思う人が増えて、こちらも”いつ不人気で終わらされるんだろう”とドキドキせず安心して読めるわ。