それは火曜日の事。
一緒に仕事している人が有給休暇を取った。
それ自体は別にどうという事は無いのだが、その理由が『家庭の事情』とな。
普通、どうして休んだかなんて上長は知っていても一々部下に知らせる事は無い。
病欠とか冠婚葬祭とか知っておいた方が良い場合を除いて。
いちいち周知せしめる家庭の事情って何やねん?と思っていたら、今日「今後どうなるか分からないから」とご本人が教えてくれた。
奥さんの体調が悪く病院に行ったら卵巣は腫れていて摘出しないとならくなっていつらしい。それ自体は子供ももう居ることだし、と受け入れられる事だったのだが、その腫れた原因が…どうやら最悪、悪性腫瘍の疑いがあるらしい。何やかんやという理由で大きい病院を紹介され、火曜日はそこでの精密検査に付き添って行ったということだったらしい。
おぉう。
確かに癌は珍しい病気ではない。しかし身近な、しかもいわゆる現役世代の人が罹患するには重い病気だ。親としてはきっとした子供が大学卒業する位は面倒みてやりたいだろうし、子供だって独立するまでは親にいて欲しいと思うのではないだろうか。それに父親を失うのは金銭的に辛いが、母親を失うのは精神的に辛い気がする。
何だかなあ。検査の結果良性であることを祈るのみ。