日没を眺めていたら、左前方でギシャギシャと言うかギャギャというか、なんというか小さめの動物の争う声が。なんだか争っている様子。追いかけている感じ。だんだん近づいてくる。やばい。小さい動物っぽいけど襲われたらどうしよう。なんて思っているうちに遂に右1m位の所にそれは躍り出た。
…タヌキ?にしては小さい。
ヌートリア的ネズミ類?にしては大きい?
暗くてよく分からないが小振りで細身の猫っぽい。肩のあたりだけ毛皮が白いように見える。人がいたのか、て感じでしばらく立ち止まっていたがやがて草むらに消えて行った。遅れて出て来た方は白い毛は見えなかった。こちらも追って草むらへ。
何だったんだろうあれ。
宿に戻って皆に聞いてみたら
オコジョ
ではないかと言われた。あれがオコジョ?