2009.07.06 [長年日記]

[tea & coffee] 京番茶

先日あじさいを見に行ったとき。あじさい

三室戸寺までの道のりは割と普通の住宅地ぽい所を通ったのだが、その路地の角に『おいしいほうじ茶あります。小売りも出来ます』というポスターが。

指し示されるままに行ってみると、そこはごくごく普通の一戸建て。”茶”と書かれたコンテナというか物置と、玄関扉の上に掲げられた”利招園”の表札…商いやってるのか?ていうか一見さんお断りな感じ?と思いつつ、丁度庭先でノコギリ引いていたと思われるお父さんに恐る恐る声を掛けてみた。

接客してくれたのは息子さん?だったが結構丁寧に相手してくれた。別上煎茶とやらをご馳走もしてくれた。基本は問屋なんだそうで。

ということで、買ってきた京都いり番茶とほうじ茶。

安い茶ばっかりって言うな。道すがら

番茶は今まで有機番茶の京番茶を何度か購入して飲んだことあったのだが、全然味も香りも違っていた。香りはとっても焦げ臭い。ほぼ消し炭になった葉も入っているわけで、中々強烈。その一方で全然焦げていない葉もある所為か、味も結構ある。薄い塩気に近い感じの味。たぶん塩分でなくて、何らかのうま味成分のように思う。そんなわけでお茶漬けに使うととても美味しい。茶がゆって絶対美味しくないに違いないと想像していたが、この番茶で作ったら美味しそうな気がする。

京都のいり番茶を誤解していたようだ。

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