会社の先輩が子供にねだられてWiiを購入したそうな。
勿論”トワイライトプリンセス”を勧めた…りしませんでしたよ。
TPは初心者にも十分窓口の広いソフトだとは思うのだが、Wii Sports目当てでWiiを購入するご家庭じゃヘヴィー過ぎてクリアなぞ出来まいなあ、と思ったから。
GCゼルダ仲間の先輩はと言えば最近XBox360に手を出しているらしい。
そして次世代機は様子見の自分。
ある意味日本のゲーム市場の縮図がここにあり、といった感が。
あぁこんな日本市場のことは気にせずこれからも重厚壮大なゼルダシリーズを開発していってくださいと切に願わずにはいられない今日この頃であった。
ゲームがエンタテイメントの一つで、新作とは新たな”何か”を提案するものであるとすれば、トワイライトプリンセス(TP)より風のタクト(WW)の方が余程優れているし、刺激的だと思う。特徴的なグラフィック、それを生かした演出、敵のモーションも良くできていたと思う(アイテムを落としたら拾いに行くし、時々雑談していたり、単なる敵シンボルではなかった)。TPはその点良くも悪くも時のオカリナ(OT)の、何のひねりもない割と当たり前に想像される延長線上のものであると言える。『次世代機なんでよりリッチにリアルにしてみました』と。
しかし。
何というか。
TPの良さは”そこに居るだけで楽しい”という点にある。
起動して、ハイラルをひたすら馬で駆けめぐる。東から西へ抜けるのと、西から東に抜けるのでは同じルートだけれど違う風景で楽しい。朝、昼、夕、夜、と変わる情景を眺めるだけでも楽しい。これはWWには殆ど無かった感覚である。
何だかまとまらないがWWは”超合金合体メカ”みたいな感じでTPは”かなり極上の木製ブロック”みたいな感じ。『触ってみたい』と好奇心をそそられるWW、『ずっと触っていたい』という心地よさを提供するTP、その心地よさというのは所謂”没入感”の強さであって、それを支える一つの要素に”リアル”があるのだろう。多分。OTにもこの心地よさは有ったんだけれど、まぁやっぱりスペック的な問題でポリゴンかくかくでいかにもテクスチャ貼り付けてます、な画面だったので脳内補完がそれなりに必要だったわけで。
とか書きつつWWが海ではなく陸舞台だったら全然評価が違っていただろうなあ…とも思う。
WWのトゥーンレンダリング+TPの完成度高いフィールド
そんなのが出来てたらもう間違いなく21世紀ゲーム界におけるレジェンドになってたに違いない。
>”そこに居るだけで楽しい”<br>まさに私のなかでのDQ8がそれだなー。フィールド移動飽きないんだよな。鳥を手に入れた後でもしょっちゅう走ってたし。今FF10やってて、やっぱシステムはFFの方が面白いわと思うんだけど、10よりはDQ8の方が好きだ。
確かにFFはシステムやストーリィは面白いけど居心地の良さってあまり感じないよね。しかしDQ8、居心地も何も最初の街で激酔して終わったよ(吐血)
FFはどっちかというと、早く出たい場所の方が多いような。<br>(5のピラミッドとか6の魔大陸とか)<br>最初の街って(泣)フィールド走ってないのかよ!
DQ8のフィールド、それは遙かなる未踏の領域…(爆) <br>そういやDQも主人公喋らないよね。やっぱ喋る主人公とは共感は出来ても一体感は感じられないのかね。